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スイスデザイン: メディアプラットフォーム

「スイスデザイン」は、日本国内で開かれているスイスデザイン関連のイベントや建築物などの情報を一元的に管理するポータルサイトです。既存の紙ベースの情報源をデジタル化し、紙のマップでは実現できない新しい機能を追加することで、スイスデザインの世界をより楽しんでいただける設計になっています。当社では、スイス政府と20のスイスブランドの協力のもと、デジタルプラットフォームのコンセプトメイキングから実稼働までのトータルプロデュースを行いました。プロジェクトでは、スイスブランドのアイデンティティを尊重したウェブサイトの設計・構築から、ソーシャルメディアを活用したマーケティング、独自のマルチメディアコンテンツの作成、日本向けのローカライズに至るまで総合的なサポートを行いました。

デジタル化に向けて

日本におけるスイスデザインおよび建築デザインの認知度向上を目的としてスイス政府の主導のもと発足した「スイスデザインマッププロジェクト」は、東京都内にあるスイスを代表するランドマークを地図上に落としこむプロジェクトとして2014年に始動しました。開始当初は紙ベースのマップを作成し、スポンサーブランドの店舗やランドマークにて配布することを中心にプロジェクトを進めていました。しかしこの方法では、プロジェクトに制限を設けてしまう懸念がありました。たとえば、紙ベースの地図だと新しいイベント情報やコンテンツが公開されても容易にアップデートすることができないという点です。また、マップの配布場所についても限られており、既にスイスデザインに興味を持っている人にしか届かないという問題がありました。こうした課題を乗り越え、プロジェクトをより高いレベルに引き上げるために、当社の介入をもって、2015年よりマップのデジタル化を行うという運びになりました。

 

 

機能美

プロジェクトのロゴおよびウェブサイトのデザインは、スイスデザインの代名詞でもある、モダンかつミニマルというスタイルで統一しました。赤に白十字という目につきやすいスイスの国旗と、スイスが生み出したローマ字フォント「ヘルベチカ」と類似した日本語フォントを組み合わせることで、余分なものを取り除き、用途と機能性を追求するスイスデザインのコンセプトである「レス・イズ・モア」を具現化するデジタルプラットフォームの完成に至りました。

 

スイスデザインを手元に

このデジタルプラットフォームの目玉はスイスデザインマップです。閲覧者の位置情報を取得することで目的地のスイスデザインブランドショップやミュージアム、ギャラリー、建築物までの最短経路を表示するインタラクティブな地図を作成しました。また、当サイト上から目的地の営業時間や電話番号、ウェブサイトに直接アクセスすることが可能です。マップはサイトと同様に赤、白、グレイのカラーで統一されており、経路案内においても一貫したユーザー・エクスペリエンスを提供しています。都内のショップ、ギャラリー、ミュージアムにて紙ベースのマップも50,000部ほど配布しており、紙面のQRコードからデジタルプラットフォームにアクセスできるようにしました。

 

歴史と伝統のデジタル化

スポンサーであるスイスブランドの多くは、伝統的かつ豊かで美しい歴史を有し、世界中から認められている高い品質と審美性を誇るスイスデザインに相応しい美しく精密なプロダクトを提供しています。そうしたブランドの歴史を伝え、スイスデザインの価値を紹介することがこのプロジェクトのミッションのひとつでもあります。そこでスポンサーの協力のもと、ブランドを紹介する短めのビデオクリップを作成しました。各ブランドの店舗にて撮影を行い、美しい作品や店内インテリアを紹介するとともに、代表者のインタビューを通してブランドの歴史やスイスデザインとの関連性を語ってもらいました。高級腕時計ブランドから有名アウトドアスポーツブランドまで、様々なスイスデザインの象徴を生き生きと伝えています。

スイスデザインの世界へ

デジタル化の大きなメリットの一つは、コンテンツを好きな時にアップデートできることです。紙ベースのマップだと、作成時にすでに決定済みのイベント情報しか掲載することができません。デジタルプラットフォームの「イベント」特設ページでは、情報を容易に追加・変更でき、国内で開催されているスイスデザイン関連のおすすめイベントをお知らせすることができます。

また、継続的にユーザーを惹きつけ、スイスデザインへの興味関心度を高める様々なコンテンツづくりを率先して行っています。当社が作成したコンテンツとしては、ムギ・ヤマモトなど、スイスデザイン・建築界の新星達のインタビューや、スイスデザインの歴史を振り返るインタラクティブな年表、世界的に有名なル・コルビュジエやハンス・エルニの伝記、スイス放送協会提供の日本語字幕付きドキュメンタリー映像など様々なものがあります。こうした多様なメディアを活用することで、デジタル化によってスイスデザインの世界をユーザーに体感してもらえるプラットフォームになりました。

 

 

デジタルからソーシャルへ

最後に、プロジェクトの新しい取り組みとして、ソーシャルメディアを活用することで継続的な情報発信を行うとともに、「ニュース」ページにてユーザー発信のハッシュタグコンテンツ(#swissdesign)を表示できるようにしました。スイスデザインの公式ソーシャルチャネルでは、関連ニュースの収集や「ル・コルビュジエ・ウィーク」などの独自機能の提供、スイスデザイン賞に関する情報提供を行っています。

 

 

まとめ

紙ベースで進んでいたプロジェクトのデジタル化によって、日本国内のスイスデザインにワンタッチでアクセスできるモバイルポータルを開発しました。継続的にアップデートされる関連イベントやニュース、有益なコンテンツから、スイスデザインのインスピレーションを得られるプラットフォームになっており、誰もが好きな時に好きな場所でスイスデザインに触れられる場を提供しています。

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